2011年8月4日木曜日

サム・ハリス: 道徳観にまつわる科学


善悪に関わる問題や、正しいことと間違っていることに関する問題は、科学から答えを導くことができないと思われがちです。しかし、サム・ハリスは、科学は人間の価値観を形作り、良い人生を構成しながら、道徳観の問題点のよりどころになりうると同時に、よりどころであるべきだと語ります。

 



->サム・ハリス: 道徳観にまつわる科学 (23:07)

科学と人間の価値観の隔たりは妄想であり、現代の世の中では非常に危険なものであると警告を鳴らしています。


死後の世界で幸せになるために自爆テロをおこしたりするのは間違いであり、人間の道徳には正解、不正解があることを認める必要があると説いています。


「人間の安泰に対する概念に考え方の大きな差があることを尊重したり我慢することは、もはやできない。人間の暮らしで一番大切な問いにどう答えるのか統一しなければいけません。そのためにはこのような問いには答えがあることを認めなければいけません。」




正直、このプレゼンの内容は難しく、まだまだ自分の中で消化できていない部分があります。

しかし、人間の道徳について(特に脳科学的な立場から)解き明かされる時代が来たのかなとは感じています。


現代の世の中でも、戦争や宗教問題など様々な価値観の違いによる争いが絶えません。

道徳に関する統一的な答えが見つかることを願っています。

2 件のコメント:

  1. サム・ハリスの講義を視聴しましたが、多角的視点であるように見えて、どれも掘り下げが甘く、その本質は押し付けがましい道徳観のお披露目でした。
    自らは高等な文化人であるとするスタンスも垣間見え、また正義と悪の線引きに拘るところは、さすがだなとしか言えません。

    道徳に関する統一的な答えを科学的に見出そうとする人間がいるから戦争は起こるのでしょうね

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  2. >>鏡さんへ
    コメントありがとうございます。

    科学による道徳の統一という試みは面白いですが、科学を信じすぎて傲慢になるのは確かによくないですね。
    ”これは科学的に間違いだ!”なんて生物学的や統計学的には言えたとして、それでも統一的な答えとしては難しい気がします。

    返信削除

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