2011年8月3日水曜日

ダニエル・ピンク 「やる気に関する驚きの科学」


キャリアアナリストであるダニエル・ピンクが、社会科学者が知っていて多くのマネージャが知らない「伝統的な報奨は我々が考えているほど有効ではない」という事実を手始めに、やる気の謎を調べます。啓発される話に耳を傾け、そして前に進むことにしましょう。

 



->ダニエル・ピンク 「やる気に関する驚きの科学」 (18:40)


まず最初に「ろうそく問題」という問題を出します。

見たことない人は解いてみてください。

(解答は動画で確認して下さい)





この実験は、サム・グラックスバーグという学者が、人々にどの様なインセンティブ(報酬)を与えた時に、どの様なパフォーマンスを出すことができるかを調べた問題です。

彼は、被験者を2つのグループに分け、片一方にはお金による報酬を、もう片一方には出来るだけ早く解いて下さいと告げ、実験を行いました。


この結果、報酬によるモチベーションを与えたほうが平均して3分半、余計に時間がかかりました。



ダニエル・ピンクは科学的な手法を使い、現在われわれが信じている自由市場経済がうまく機能しない時代に来ている証拠を示していきます。



外的動機付け → 報酬と罰

内的動機付け  → 自主性・成長・目的     



20世紀の様な答えがあり、比較的単純な問題では、アメとムチの様な「外的動機付け」がうまく機能したことがわかりました。


しかし、21世紀の社会では、答えがあるかわからないような問題に取り組む「クリエイティブ」な仕事がが重要になってきています。

プレゼン中では、クリエイティブな仕事を行うとき、「内的動機付け」の方が高いパフォーマンスを出すことが示されています。(wikipediaやgoogleの20%ルールなど)



現在、我々の社会では、科学とビジネスのミスマッチがまだまだ残っています。

皆さんの仕事でも「内的な動機付け」を意識して、世界中にある「ろうそく問題」を解決していきましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...