2011年7月31日日曜日

アンバー・ケイス:誰もがすでにサイボーグ


テクノロジーにより、我々は画面を見ながらボタンをクリックする新たな人類へと進化しているとアンバー・ケイスは語ります。コミュニケーションをしたり、記憶、または第2の人生をおくる為に「外部電脳」(携帯電話やコンピューター)に頼る様になりましたが、これらマシーンは我々を接続したり、支配するのでしょうか?サイボーグとなった我々自身の驚くべき本質がケイスにより提示されます。





->アンバー・ケイス:誰もがすでにサイボーグ (07:53)

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幼い頃、A地点とB地点を最短距離でつなぐワームホールを夢見たアンバー・ケイスは、現代人がネットワークにより、それをすでに実現していることに気が付きました。

それは、肉体的な限界を超えたものではなく、精神的なものですが、一瞬で世界中の人達にアクセスできるようになりました。

私たちはみなサイボーグだったのです。


さらに、FacebookなどのSNSでは、私たちが普段活動してない時でさえ、他の人からコメントを受けたりすることを気になければならないことに気が付きました。


しかし、このような他の人とのつながりは、新しいデジタルの時代において、より人間的なつながりであると指摘しています。




もう一度自分を見なおしてみてください。

携帯が常にそばにないと生きて行けないんじゃないですか?

あなたもすでにサイボーグなのです

サイボーグの定義
「新しい環境に適応するため、外から部品を加えた生命体」


サイボーグ言いすぎてゲシュタルト崩壊おこした。

2011年7月30日土曜日

TEDTalksにまつわる真っ赤な嘘と統計の話


素晴しく皮肉の効いた分析により、セバスチャン・ワーニックがTEDTalkを統計分析というツールにかけ、ユーザ評価に基づいた「最適なTEDTalk」を作るための基準を編み出しています。この講演をどのように評価されますか? 「びっくり」? 「説得力なし」? それとも、ただただ「可笑しい」?

 



->TEDTalksにまつわる真っ赤な嘘と統計の話 (5:59)

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TEDTalksにある膨大な量のプレゼン、130万語にのぼる文字おこしデータ、そして何百万ものレビューを統計分析にかければ、究極のTEDTalksを作れるかも!(そして最低のTEDTalksも)

そう考えたセバスチャン・ワーニックは、分析により最も好まれるTalkによくみられるWord、見た目、色を見つけ出しました。


 彼が考えた究極のTEDTalksとは!?

 ぜひ、その目で御覧ください。




 ユーモアは星5点!!

2011年7月29日金曜日

セバスチャン・スラン「Googleの自動運転車で目指していること」


セバスチャン・スランは自動車事故をなくして生命を救いたいという思いを力に、Googleの驚くべき自動運転車の開発を進めています。目を見張るばかりのビデオで、DARPAグランドチャレンジ優勝の車が、誰もハンドルを握ることなく混雑する街路を走る様子をご覧いただきます。TED2011で披露されたテスト走行の映像は、この車にどれほど素早い動きができるかを示しています。

 



->セバスチャン・スラン「Googleの自動運転車で目指していること」 (04:14)

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若い頃から車が好きだったセバスチャン・ステンは親友を自動車事故で亡くしてしまいます。

その頃から、年に何百人もの人の命を救う方法を探しました。

彼は、DARPAグランドチャレンジで優勝したスタンフォード大の自動運転車に、その概念を見つけ、安全な運転機構を備えた車を開発しています。


自動運転車が実用化されれば、毎年ヒューマンエラーによって亡くなっていた人の命を救うだけでなく、通勤時間や、ガソリンなどを劇的に効率良く利用することができると語っています。


プレゼンでは、自動運転車がどんな街中でもスイスイと走っている動画が流されます。

おそらく、彼の言う”人間が車を運転していたなんて信じられない”時代が来るのは時間の問題でしょう。


もし事故が起こった時、それは乗っている人間の責任なのか、車を作った会社の責任になるのか?

問題はまだまだありそうですが、それが解決できれば、すぐにでも実用化して欲しい技術です。


追記
6/30日にアメリカでドライバーレスカーが認可されたそうです。
->完全にロボットが運転するドライバーレスカーが法律で認可! 運転手のいない自動車が路上を走り出す時代に...

2011年7月28日木曜日

バリー・シュワルツ氏が語る、選択のパラドックスについて


心理学者バリー・シュワルツが、選択の自由という西欧社会の根幹をなす教義に狙いを定めます。シュワルツの推定によると、選択は我々を更に自由にではなくより無力に、もっと幸せにではなくより不満足にしています。

 



->バリー・シュワルツ氏が語る、選択のパラドックスについて (19:40)

コメント

 私たちは選択肢が増えると、その分自由度が増し、自由度が増せばその分、繁栄すると思い込んでいます。

 しかし、経済学者のバリー・シュワルツは、次の4点の理由から、選択肢が増えることによる負の影響を指摘しています。


  1. 選択肢がない時に比べ、決断の結果に対して満足度が減る。
  2. 選ばなかった選択肢の良いところを想像し、不満を持つ度合いが多くなる。
  3. 期待値を増大させてしまう。
  4. 選択肢がないときは社会の責任だが、選択肢が多いときは自己責任になる。


 もちろん、全く無いよりは多少、選択肢があったほうがいい。しかし、ヨーロッパの様な先進国では、選択肢が繁栄をもたらすという地点をとっくに超えてしまっていると語っています。


 ここ数10年で産業国において臨床鬱症状が爆発的に増加しました。

バリー・シュワルツは、鬱病や自殺が爆発的に増えたその要因の大部分に人々の期待値が多きすぎて、その結果経験が不満足なものになってしまっている点に起因していると語っています。

また、彼はこの観点から、先進国が選択肢が少ない国に物資を提供することにより、双方が幸せになれると考えています。


経済学だけでは、気づきにくい心理学的な側面をわかりやすく我々に説明してくれています。

普段気づかない視点に気づかせてくれる、素晴らしいプレゼンです。


2011年7月27日水曜日

TED動画をサイトに貼る方法

 ウェブマスターツールによる検索キーワードを見ると、"TED ダウンロード 方法"というのがあったので、TED動画をサイトに貼り付けるやり方を紹介します。

1.TEDのコピーしたい動画のサイトに行き、”Embed this video”と書かれた横の部分をコピー



2.貼りつけたいサイトのHTMLに貼り付け


これだけでTEDの動画を好きなサイトに貼ることが出来ます。

また、HTMLの数字をいじると、動画の大きさなどを変更することが出来ます。

ちなみに”Embed this video”とは、この動画を埋め込むという意味。

慣れればすごく簡単なので是非試してみてください。

「ゼロへのイノベーション」 ビル=ゲイツ、エネルギーについて語る


TED2010において、ビル=ゲイツがエネルギーの将来についてのビジョンを明らかにしました。地球的規模の終末を避けるためには「奇跡」が必要であるとし、従来とは全く異なるタイプの原子炉をなぜサポートしている理由を説明します。必須の目標は?2050年には地球全体での炭酸ガス排出量をゼロにすることです。
 



->「ゼロへのイノベーション」 ビル=ゲイツ、エネルギーについて語る (27:49)

コメント

ビル・ゲイツが、地球温暖化の展望と、革新的なエネルギー事業について語ります。

現在の地球温暖化を解決するためにはCO2の排出量を0にするという「奇跡」を起こさなければなりません。

彼は、使用済み核燃料を使用する新しいタイプの原子力発電所により、その「奇跡」を起こすことが可能であると考えています。


正確な関係はまだわかりませんが、温暖化を解決するためにはCO2の排出量をほぼ0にする必要があるそうです。

CO2の排出量は簡単な掛け算で表すことが出来ます。





CO2排出量=P×S×E×C
P:人口、S:一人あたりが使うサービスの量
E:サービスの効率、C:エネルギー量あたりのCO2排出量

最初の3つでCO2排出量を半分位まで減らすことが出来ます。

ビル・ゲイツが進める TerraPower では、これまであまり利用されていなかった使用済み核燃料を使い、革命的なエネルギー効率によって、CO2排出量をほぼ無くすことが出来ると期待されています。

まだまだ課題はありますが、現在世界中の協力者と共に検証が行われています。


プレゼン自体は18分くらいで、その後の時間は質疑応答に当てられています。

英語は喋りがとても丁寧で、聞き取りやすかったです。


地球の未来を考える、すべての人に見てもらいたいプレゼンテーションです。


東日本大震災のあと、世界中で原子力反対の動きが強くなっています。東電や政府のやったことは、我々が予想している以上に世界中に迷惑をかけているのではないでしょうか。

日本はこの経験を、ただの災害で終わらせないために力を尽くして欲しい。


ビル・ゲイツの描く2050年が無事に達成できるように願っているし、自分も協力していきたいと思っています。


追記
->Q&A:ビル・ゲイツ、世界のエネルギー危機について語る

2011年7月26日火曜日

イーサン・ザッカーマン:グローバル・ボイスに耳を傾ける


ウェブが世界をつなげているのは確かですが、大部分の人が耳にする「声」というのは、自分たちに似た人たちの声です。ブロガー兼テクノロジストのイーサン・ザッカーマン氏は、世界中で話題を共有するための手助けをしたいと考えています。Twitterでの世界の広げ方や、読めない言語でニュースを読む方法について、お話しします。





->イーサン・ザッカーマン:グローバル・ボイスに耳を傾ける (19:45)

コメント
世界はインターネットによってグローバル化し、世界は平等になったという人がいますが、実際はそうではありません。ワールドニュースという名前の番組はアメリカやヨーロッパの出来事ばかりを放送しているし、飛行機の国際線の発着は一部の地域に集中していることがわかります。

世界を平等にするためには、メディア、インフラ、移民政策などを再編成品をサなければなりません。

彼が今取り組んでいるのは翻訳家による情報の共有を目指しています。また、偶然による検索ができるシステムが必要であると説いています。




2011年7月25日月曜日

エリック・ガイラー: ワイヤレス電力のデモ


エリック・ガイラーはケーブルを使わない電力で、我々のつながれた生活を解決しようとしています。このSFに出てくるような技術の利点を説明し、MITの画期的な発明 「WiTricity(「ワイヤレス」と「電気」の造語)」のデモを行います。まもなく実用化され、携帯電話や車、ペースメーカーを充電するようになります。

 



->エリック・ガイラー: ワイヤレス電力のデモ (10:13)

コメント
100年前にニコラ・テスラは地球全体に無線で電力を送る、ワールドシステムを開発しようとしました。
ニコラ・テスラが描いた壮大な夢の世界がMITの研究により実現するかもしれません。

磁界共鳴方式で、離れた場所にある同じ固有振動数のコイルを振動させることにより、コードで繋がなくても電力を供給することが出来ました。

2009年のプレゼンなので2年近く時間が立っていますが、あまり実用化されたという話は聞きません。

少し調べてみるとトヨタなどが最近 Witricity と提携したみたいですね。

もう少ししたらプラグなしで充電できるEV車が個人でも扱えるようになるのかも。


家中のコードに煩わしい思いをした人も多いと思いますが、もうすぐバッテリーを気にしないで電化製品を扱える時代がくるはずです。

2011年7月24日日曜日

マイケル・プリチャードが汚水を飲料水に変える


世界中の非常に多くの地域が、清潔な飲料水へのアクセスを欠いています。技術者マイケル・プリチャードはそれに挑戦し、携帯式の「Lifesaverフィルタ」を開発しました。それはぞっとするような水を数秒で飲料可能な水にすることができます。TEDGlobal 2009での驚くべきデモです。





->マイケル・プリチャードが汚水を飲料水に変える (09:29)

コメント
アメリカのハリケーン・カトリーナのあと、政府の水への対策が遅いことに腹を立て、汚い水をその場で飲料可能にする「Life Saver Bottle」を開発しました。
これを使えば、災害時や、井戸がない地域で、何時間も駆けて遠くまで水を運ばなくても飲水を確保することが出来ます。
原理的には、ウイルス(25nm)よりも小さい、15nmの穴で濾過することにより安全な水だけを取り出す。なので海水は不可ですが、川や雨の水などを使用することが出来ます。





大型の LifeSaverJerrycan なら、処理能力は2万5千リットル!3年間使え維持費は4人家族で1日たった2分の1セント!

現在の高額な水道システムすら変えてしまうかもしれません。

また、200億ドルあれば、すべての人に安全な水を供給することが出来ると試算しています。

->Life Saver Bottle


このプレゼンを見るまでは知りませんでしたが、ミレニアム開発目標(MDGs)というのがあるんですね。
1990年を基準として、2015年までに8つの目標を解決を掲げています。

  1. 極度の貧困と飢餓の撲滅
  2. 初等教育の完全普及の達成
  3. ジェンダー平等推進と女性の地位向上
  4. 乳児死亡率の削減
  5. 妊産婦の健康の改善
  6. HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止
  7. 環境の持続可能性確保
  8. 開発のためのグローバルなパートナーシップの推進

現在の取り組みと達成状況なども確認することが出来ます。興味を持った方は是非見てみて下さい。





世界の不条理に関心を持ち、何かを変えようとすぐに行動できる人はホントに尊敬します。

私もこれから関心を持ってみていきます。

2011年7月23日土曜日

クレイ・シャーキー 「思考の余剰が世界を変える」


クレイ・シャーキーが「思考の余剰」に注目しています。これは人々が頭の余力を使って行っているネット上で共有された作業のことです。忙しくWikipediaを編集し、Ushahidiに投稿をするとき (それにLOLcatsを作っているときでさえ)、私達はより良い協力的な世界を作り出しているのです。

 



->クレイ・シャーキー 「思考の余剰が世界を変える」 (13:08)


コメント
インターネットにより人々が誰でもプロジェクトに参加できるようになりました。これをクレイ・シャーキーは「思考の余剰」と読んでいます。

思考の余剰ではもうひとつ重要な要素があり、それが人々の動機付けであるとしています。

プレゼンの中で、罰金のような外的動機付けでは、人々は親切な文化を養うことができないことが示されます。
報酬等のない内的動機付けによるプロジェクトにより、人々は親切さをもとに、素晴らしい物を作ることが出来るでしょう。

2011年7月21日木曜日

クレイ・シャーキー 「ソーシャルメディアはいかに歴史を作りうるか」


イランからのニュースが世界を飛び交う中、Facebook、Twitter、テキストメッセージが、抑圧的な体制下にいる市民たちに、(一時ではあれ)検閲をかいくぐり、本当のニュースを伝えるための手段を与えていることをクレイ・シャーキーが示します。ニュースが上からコントロールされる時代の終わりは、政治の本質さえ変えているのです。
 



->クレイ・シャーキー 「ソーシャルメディアはいかに歴史を作りうるか」 (15:48)

コメント
ソーシャルメディアに、"1対多"から"多対多"へ、"消費者"が"生産者"への大変化が起きています。この変化は過去にはなく、ニュースはコントロールするものではなくなってきています。
その様な時代の変化に早く気付き、新しい(真の)メディアの形をみんなで作っていかなくてはいけません。

2011年7月20日水曜日

スガタ・ミトラ : 自己学習にまつわる新しい試み


教育科学者スガタ・ミトラは教育における最大の難問に取り組んでいます。それは優秀な教師や学校というのは一番必要とされている地域に存在しないということです。ニューデリー、南アフリカ、イタリアなどの現場で実験を重ねるなかで、子どもたちに自己管理の下にウェブを利用させた結果、教育の概念が根本的に変わる可能性を目にしました。
 




->スガタ・ミトラ : 自己学習にまつわる新しい試み (17:14)

コメント
スガタ・ミトラは、パソコンを使って、教師のいない場所での教育を支援する試みを研究しています。
また、パソコンによる自己学習環境を提供する、SOLEs(Self Organized Learning Environments.)の活動をしています。





地球上には、教師がいない場所、行きたがらない場所があります。そのような子供たちを教育するためにはどの様にしたらいいか。
彼はパソコンを使った様々な試みを行い、言葉もわからない子供たちへの自己学習を促す方法を実験し、驚くべき成果を上げています。
パソコンとネット環境を置いておくことで、誰も教えなくても自分たちでパソコンの使い方を学び、バイオテクノロジーなどの難しい問題でもある程度学習出来ることが示されています。


英語は訛りがあり、使用している単語も難しいです。
ただ、プレゼンにユーモアがあり、内容がとても面白いので、苦労すること無く見ることが出来ます。


発展途上国との貧困の差を解決するためには、何よりも子どもたちの教育が必要です。
sakkyanはSOLEsのような取り組みにより、すべての子供達が教育を受ける事ができる時代が来ると確信しました。

おすすめのプレゼンです!!是非見てみてください。

2011年7月19日火曜日

ジョン・アンダーコフラーが示すユーザインタフェースの未来


『マイノリティレポート』の科学アドバイザであり発明家であるジョン・アンダーコフラーが、映画に出てきたあの「サイバースペースの太極拳」とでも言うべき、目を見張るようなユーザインタフェースが現実化された g-speak のデモをご覧に入れます。これは未来でコンピュータを使う方法になるのでしょうか?

 



->ジョン・アンダーコフラーが示すユーザインタフェースの未来 (15:23)

コメント
ハードディスクやメモリ、CPUなどは進化しているのに、パソコンのインターフェースはマッキントッシュが開発された頃から変化していない。
2次元的なインターフェースから、私たちが普段から慣れ親しんでいる3次元的なインターフェースへの転換を迫る。

「マイノリティ・リポート」の科学アドバイザをしていた彼は、実際に3次元的にデータを動かしたり、編集したり出来る装置を開発しています。

そして5年以内にはこのプレゼンで使用されているようなインターフェースを個人が使用できるようになると言っています。

喋りが速いけど、使われている単語が簡単なのと、字幕のわかりやすさで思ったよりも聞きやすいように感じた。

2011年7月18日月曜日

「まんがで読破」シリーズ 「幸福論」 

まんがで読破シリーズ、現在60冊くらい読破しました。

そんな中で7月10日に発行された「幸福論」がシリーズの中で一番面白いと感じたので紹介します。


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物語中では、自分の生活が幸せなのかを悩む主人公ロラン、抑鬱病に悩まされる友人ドニ、幸福論を解く作家エミールを通して幸福とは何かを分かりやすく説明しています。


情念と意思の関係を分かりやすく説明し、怒りなどの情念から距離をおくためには体を動かしたり笑ったりすることが大切であると説く。情念から距離をおくことで、自分を悩ます問題を冷静に分析することが出来る。

また、世の中には、自ら不幸を望んでしまう人がいる。つまり、不幸を矯正しているのは社会でも環境でもなく、ほかでもない自分自身である。
そしてこのような「情念」に対抗するためには自分が幸福になるという強い「意志」が必要であるとしています。


世界中で幸せを望まない人はいないと感じていたけど、それだけではだめだと思い知った。
幸せを掴み取るために、

人には幸福になりたいという強い意志が必要!!!

であると強く思った。


”自分が幸福でいることが、他人への一番の礼儀ですよ” by エミール

クリス・アンダーソン「ウェブ上の動画が後押しする世界のイノベーション」


TEDのキュレーターであるクリス・アンダーソンが、ウェブ動画の成長は世界中で「集団が加速させるイノベーション」を後押ししていると語ります。自らエネルギーを生み出す学びのサイクルが生まれていることは、印刷の発明と同じぐらい重要とも言えるのです。でもその力を引き出すためには、組織は徹底的にオープンにならなければなりません。それはTEDにとって新たな一章の幕開けとなるのです。






->クリス・アンダーソン「ウェブ上の動画が後押しする世界のイノベーション」 (18:53)

コメント
TED,Youtubeなどの動画が世界に新しい革命を起こしている。
これはインターネットにより、集団で革命を起こす3要素が揃い始めているためである。

  1. crowd:共通の関心をもつ人たち
  2. light:最高の技術を持つ人
  3. desire:革命を起こす野心
さらに、情報をオープンにすればこの革命をより凄いものになると訴えている。


読み書きの歴史に比べて、対面コミュニケーションの能力は何百万年も培ってきたものである。
動画は文章では伝えきれない非言語的なコミュニケーションを伝えることが出来る。

例えば、科学の論文だけを参考にして実験を再現するには数ヶ月かかるが、動画を使うと情報量が上がるのでもっと手軽に再現することができる。
このコンセプトのもと、科学実験などの動画を公開しているJoVEというサイトも公開されている。

->JoVE (Journal of Visualized Experiments)


4年以内にデータ量の9割は動画になると考えている人もいるらしい。
正直、動画がこんなに普及してきているという実感は無かった。
これからはTEDやYoutubeを活用して、イノベーションの波にしっかり乗れるようにしていきたい。

2011年7月16日土曜日

タン・レイ 「脳波を読むヘッドセット」


タン・レイのびっくりするような新しいコンピュータインタフェースは、ユーザの脳波を読み取り、仮想的なオブジェクトや実際の家電機器を念じるだけで(それと少しばかりの集中によって)操作することができます。タン・レイがこのヘッドセットのデモを披露し、いろいろな応用例を紹介します。






->タン・レイ 「脳波を読むヘッドセット」 (10:37)

これまでの脳波を測る機械は数万ドルかかり、特殊なジェルなどを使わなければいけませんでした。
今回の機械は数百ドル程度ですみ、ジェルなども使わないので被験者の負担が少ない。また、個人の脳のパターンを最初に入力して使用するので、脳の形に依らず解析することが出来ます。

プレゼン中ではパソコン上の箱を動かしたり、箱を消したりと思うとおりに脳波で入力していました。いろいろと夢が広がる装置です。
例えば、魔法などを直感的に使う新しい形のゲームや、カーテンを閉めようと思うだけで消したりすることが出来ます。また、車椅子を進めと思うだけで動かすことが出来るので、介護の分野でも活躍できそう!

早く個人レベルでも使えるようにならないかな☆
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