2012年2月20日月曜日

イクバル・カディーア 貧困と戦う携帯を語る

イクバル・カディーアが、草の根開発の英雄になるまでを語ります。子供の時の貧しいバングラデシュでの出来事やニューヨークでの銀行員当時のある経験から、地方に暮らす8千万のバングラデシュ人を携帯電話でつなぐ事業を成功させる物語です。

 



->イクバル・カディーア 貧困と戦う携帯を語る (15:55)


赤十字などの国際的なボランティア活動は、貧困地域の生活を助けようと努力を続けています。

しかし、その国の経済力を上げ、恒常的に助ける仕組みを作るのには失敗していました。



バングラデシュ出身のカディーアは、携帯電は1台あたりの経済効果に目をつけました。



ITU(国際電気通信連合)によると、電話1台あたりの経済効果は貧困層ほど高く、

1台あたり5~6千ドルにもなるそうです。



そこで彼は、グラミンフォンという携帯会社を設立します。





->グラミンフォンという奇跡の解説-社会起業家イクバル・カディーア-



モデルはマイクロファイナンスの一種です。


  1. 頭金としてグラミン銀行からお金を借り、そのお金で携帯電話を購入
  2. その携帯を誰でも使える形にし、使用料をもらう
  3. そのお金でグラミン銀行に返済する
  4. 余ったお金(年収の2倍程度)で事業拡大



結果は大成功であり、結果的にグラミンフォンは海外援助の20倍ものGNPを生み出すことが出来ました。


また、情報インフラが整えば、世界中の知に即座にアクセスできるため、衣食住、教育、医療など、すべての生活レベルを向上させることができます。

しかもこの効果は先進国のレベルに追いつくまでずっと続きます。



発展途上国に援助すると考えるのではなく、ビジネスパートナーとして考え、対等な立場で接するからこそ、国の発展が可能になります。


マイクロファイナンス素晴らしいですね!


これからの海外援助活動の主流になっていって欲しいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...