->イクバル・カディーア 貧困と戦う携帯を語る (15:55)
赤十字などの国際的なボランティア活動は、貧困地域の生活を助けようと努力を続けています。
しかし、その国の経済力を上げ、恒常的に助ける仕組みを作るのには失敗していました。
バングラデシュ出身のカディーアは、携帯電は1台あたりの経済効果に目をつけました。
ITU(国際電気通信連合)によると、電話1台あたりの経済効果は貧困層ほど高く、
1台あたり5~6千ドルにもなるそうです。
そこで彼は、グラミンフォンという携帯会社を設立します。
->グラミンフォンという奇跡の解説-社会起業家イクバル・カディーア-
モデルはマイクロファイナンスの一種です。
- 頭金としてグラミン銀行からお金を借り、そのお金で携帯電話を購入
- その携帯を誰でも使える形にし、使用料をもらう
- そのお金でグラミン銀行に返済する
- 余ったお金(年収の2倍程度)で事業拡大
結果は大成功であり、結果的にグラミンフォンは海外援助の20倍ものGNPを生み出すことが出来ました。
また、情報インフラが整えば、世界中の知に即座にアクセスできるため、衣食住、教育、医療など、すべての生活レベルを向上させることができます。
しかもこの効果は先進国のレベルに追いつくまでずっと続きます。
発展途上国に援助すると考えるのではなく、ビジネスパートナーとして考え、対等な立場で接するからこそ、国の発展が可能になります。
マイクロファイナンス素晴らしいですね!
これからの海外援助活動の主流になっていって欲しいと思います。
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