2012年1月21日土曜日

リチャード・ウィルキンソン 「いかに経済格差が社会に支障をきたすか」

所得格差の大きい社会はどういうわけか悪化していると私たちは直観的に感じています。リチャード・ウィルキンソンは信頼できる経済格差のデータを図表にし、格差が広がりすぎると健康や寿命、さらには信用のような非常に基本的な価値観などに対する実質的な影響が悪化するのだと説きます。
 



->リチャード・ウィルキンソン 「いかに経済格差が社会に支障をきたすか」 (16:55)


わたしたちは社会的な豊かさをGDP(国内総生産)やGNI(国民総所得)などの経済規模の大きさで図ろうとします。

発展途上国では国の豊かさを示す様々な指標はそれらの経済規模に比例してよくなってきます。

しかし先進国では経済規模の大きさではなく、経済格差の大きさによるみたいです。



横軸が所得格差の大きさ(右に行くほど格差が大きい)
縦軸が様々な社会問題を数値化したもの(高いほど問題が大きい)



ちなみに、今回のデータは国連が発表しているものです。

格差が小さいほど暴力的な事件が少ないなどはかなりの因果関係があると思う。(社会的劣等感など)

これを見ると、日本は所得格差が小さく、問題も少ないという結果が出ています。


なのに!

GNH(国民総幸福量)が先進国中最下位なのはやはり、文化的な考え方、先のデータでは数値化していない問題(政治への不満、社会保障の充実)などが関係するのか。
->2006年データで125位(wikipedia)

単純に考えると、問題が少ないから幸福というわけではないのか?

だれか納得できる理由を教えて!!

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