2011年12月3日土曜日

サルマン・カーン「ビデオによる教育の再発明」

注意深く構成された数学をはじめとする各科目の完全な教育ビデオシリーズからなるカーンアカデミーはなぜ、どのようにして作られたのか、サルマン・カーンが話します。そして対話的な演習の効果を示し、従来的な教室のあり方をひっくり返して考えることを教師たちに促します。家で見るように講義ビデオを生徒に与え、教師が手助けできる教室で「宿題」をさせるのです。




->サルマン・カーン「ビデオによる教育の再発明」 (20:27)


カーン・アカデミーという教育サイトをご存知ですか?

->Khan Academy

初歩的な数学から、代数学、科学、物理学、上級数学、統計学に至るまでの講義を無料で誰でも見ることができます。

さらに、理解力をテストしたり、理解できるまで何度も問題を繰り返したりできるサービスが提供されています。

また学習モチベーションのために、バッジやポイント制など、ゲームダイナミクスもうまく取り入れています。





カーン・アカデミーの創始者であるサルマン・カーンは、このビデオを使って教育現場をひっくり返そうと考えていて、実際ロスアルトスの学校などで使われ始めています。



このシステムの利点ホントにたくさんあると思います。

・学習者が自分のペースで進めることが出来る。

・学校で行われている教師から生徒への一方向の授業時間を無くし、学校では実習に時間を使える。

・教育者へのデータのフィードバックが容易(統計処理、学習時間、学習程度の情報などもしてくれる)

・ビデオの内容は保存され、いつでも見ることが出来る。

などなど、


あのビル・ゲイツも絶賛していて

ほんとに世界中の教育制度をひっくり返してしまうかも知れません。

もちろん、こどもの教育だけでなく、大人も自分が学んで来なかった分野や、大学への再入学を考えている人などにとって最高の教材だと思います。

情報革命により、現在よりはるかに効率的な教育システムに生まれ変わる日もそう遠くはないでしょう。


問題は・・・

現在のところ、英語でしか利用できません。

英語が出来るかできないかでほんと情報格差があることを実感します。

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